
鳥取県神道青年会創立60周年記念事業
主題「神主は なぜつなぐ」
鳥取県神道青年会は、令和6年に創立60周年を迎へました。
「神主は なぜつなぐ」を主題に、会員一人ひとりがなぜ神主としてつないでゆかなければならないかを考へる。
そのやうな思ひで取り組んで参りました各事業を紹介させていただきます。
中国地方最高峰にて
①大山山頂奉告祭
令和6年5月26日

鳥取県が誇る中国地方最高峰の大山は、古来霊峰として崇められてきました。
出雲国(お隣の島根県)風土記にある「国引き神話」によれば、島根県美保関のあたりは北陸から引いてきた陸地であり、大山に杭を打ってこれをつなぎとめたのださうです。
かうした神話にも思ひを馳せながら、大山の山頂にて奉告祭を斎行致しました。
斎場とした山頂碑の向かうには、少し分かりにくいのですが美保関が見えてゐます。
鳥取県埋蔵文化財センター原島知子先生をお迎へして
②民俗行事と青少年の関はりについての勉強会
【期日】令和5年12月8日

地域の民俗行事や神賑行事などに子供たち(青少年)がどのやうに関はってゐるのか実情を調査するにあたり、長年研究をされてゐる鳥取県埋蔵文化財センターの原島知子先生をお迎へして勉強会を開催しました。
県内各地で行はれる様々な民俗行事や神賑行事を紹介されつつ、集落の主体性を大事にする必要があることや、参加する子供たちが楽しんでゐることが重要である点などをお話しいただきました。
③鳥取県内における民俗行事と青少年の関はりの調査
【実施期間】令和5年9月~12月
県内宮司の皆様へ、アンケートを通じて調査に御協力をいただきました。
多かったのは浦安の舞や子供神輿といった関はり方でしたが、ほぼ全てにおいて今後の継続を不安視されてゐるやうでした。
子供の人数が減ってゐることも大きな理由ですが、子育て世代の意識低下を挙げる方も多くいらっしゃいました。
また、小学生が関はることはあっても中高生が関はることは少ないことも分かりました。
浦安の舞の指導者を育てる
④浦安の舞講習会
【期日】令和6年8月4日

前述の調査にて浦安の舞の奉納を行ってゐる神社が相当数あることが分かりましたが、中には今後指導者が不在となることを危惧する宮司様もいらっしゃいました。
また、会員の中にもいづれ指導にあたる必要が出てくるであらう者も少なくなかったため、県神青の事業としては初めて浦安の舞の講習会を開催しました。
興味を持ってもらへるやうに
⑤神話イラストポスター、ポストカードの作成

若い人たちにもっと神宮大麻や氏神様に関心を持ってもらふべく、可愛らしく手に取りやすいイラストを用ゐたポスターとポストカードを製作しました。
「自分の地元の神社に祀られてゐる神様はどういふ神様なのだらう。」「伊勢の神宮の神様はどんな神様なのだらう。」
さういった興味をまづは持ってもらひ、さらにポスターのQRコードからは県内神社の検索ページ(鳥取県神社庁ホームページ内)に飛べるやうにして、より詳しく知ることも出来るやうにしました。
米子市にて記念式典を開催
⑥鳥取県神道青年会 創立60周年記念式典の開催

【期日】令和6年12月8日
【会場】ANAクラウンプラザホテル米子
【講演】『今の時代に神主は何ができるかを考える~拡がる文化格差をみつめて~』
民俗学者 神崎宣武 先生
【参加人数】72名


⑦記念誌の発行
令和7年夏の発行を予定してをります。
お手元に届きましたら御一読いただきたく思ひます。
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