「光舞」講習会を開催しました

令和7年10月2日・3日に國學院大學渋谷キャンパス有栖川宮記念ホールにて令和7年度「光舞」講習会を開催し、全国より30名を超える会員が参加しました。講師には「光舞」を作曲作舞いただいた小野雅楽会より会長の小野貴嗣先生、副会長の小野亮貴先生、そして白銀尊先生、柴田裕史先生をお招きして直接御指導をいただきました。

初受講者は苦戦しながらも熱心に

初日はまづ1時間ほど全体練習を行ひ、その後は経験者と初心者に分かれて御指導を受けました。今回は参加者の半数以上が祭祀舞を初めて経験する人が多く、先生から舞の基本となる体の作り方を含めて丁寧に御指導をいただきました。最後の1時間は合流して四人舞の動きを学び、二人・四人舞からは振り付けは同じでも立ち位置によって足の動きや向き直る方向が違ふため、初めての受講者は苦戦しながらも熱心に受講していました。

これからも「光舞」普及のため

2日目は舞入と退出を加へて、実際に曲を流しながら講習が進み、最後には参入から退出まで本番同様に全員で「光舞」を舞ふことが出来ました。昨年に比べて経験者が少ない中であったものの、最後は全員で心を1つに合はせて舞ふ姿を拝見して、「光舞」の普及のために今後も続けてゆくべき事業であると改めて感じました。

2日間といふ短い時間ではありましたが、先生方と受講生の熱意のお陰を以て実りある講習会となったことに改めて感謝を申し上げます。上皇上皇后両陛下の御製御歌を戴いた“明日を照らす希望の舞”として、これからも会を挙げて次世代へ継承して参ります。

（事業委員長　遠藤将弘）